「ギターのピッキングが苦手…」「速弾きが中々上手くならない…」
ピッキングの仕方や練習方法に困ってる方は初心者・中上級者問わず多くいらっしゃいます。
「いつまで経っても動作がスムーズにいかない」などの悩みを解決するにはどうすればいいのでしょうか?
こんにちは。WOODギター科の池田です
「ギターを弾く上で一番難しいことって何ですか?」と聞かれたときに、最も多く上がる答えの1つが「ピッキング」です。
なぜ難しいのかというと、ピッキングにはピックの種類や持ち方、指や手首、肘の使い方など、いろんな要素が組み合わさっているので、最適なやり方というのが人それぞれ異なってくるからなんです。
そして、いろんな要素が組み合わさっている分だけ、ギタリストの個性が一番出てくるところがピッキングと言っても良いかもしれません。
ただ弦を弾くだけだと思われがちですが、上達すればするほどギタリストにとっては実に奥が深い世界、それがピッキングなんです。
今回はそんな「ピッキング」について、ギターがより楽しく上達するコツをお話させていただきます。
ピッキングの悩みでよくあるのが、「弾くときにピックが弦に引っかかる」ということ。
これはフレーズを弾いてる最中、ある音を弾き終わってから次の音を弾くときに狙った通りにピッキングできず、不要な弦に当たって引っかかってしまうというものです。
とくに弦移動が多いアルペジオなどのフレーズは、ピックが弦にひっかかりやすいので弾きこなすのが難しいです。
これは主に、ピックを強く持ち過ぎていることが原因なケースが多いです。
力んでしまうと指が思ったように動いていかずに、狙った弦をピッキングするのが難しくなってしまうんです。
ですので、中々上手くフレーズが弾けないという方は、ご自身でピックを必要以上に強く握り過ぎていないどうか、一度考えてみると良いかもしれません。
ただ、なかなかチカラを抜くって難しいですよね。
意識してやろうとしても気がついたら力んでしまう方がほとんどだと思います。
では、どうやってピッキングの引っかかりを無くせばいいのでしょうか?
実はピックの持ち方をほんの少し意識するだけで、弾き心地がかなり楽になるんです!
ここからはギターの弾き心地を楽にするためのピックの持ち方について知っていきましょう。
実は弾くフレーズによってピックの握る位置を調整することで、弾きやすさが大きく変わってくるんです。
私もこのコツに気づいてから、弾けないフレーズを克服するのがかなり楽になりましたので、ぜひ参考にしてみてください。
今回は2つのパターンに分けて解説していきます。
ギターソロや速弾きなど、単音弾きの際はピックの先端部分を弦に当てると弾きやすくなります。
これは“ピックを握る箇所”と“弦がピックに当たる箇所”との距離が短くなることで、ピックにかかる抵抗が少なくなるからです。
このようにピックを持つことを、ピックを“短く”持つなんて言ったりします。
特に速弾きができる人とできない人の決定的な違いは、弦に対してピックの先端がどれだけ深く当たっているかが非常に関係していると考えます。
ピックの先端を浅く弦に当てて弾いていると、現振動が極端に弱くなり抵抗が少なくなります。
最初は違和感があるかもしれませんが、慣れれば自分にとって最適な弾きやすさのピックの持つ位置が分かってきたりします。
速弾きに限らず、ピッキング時の弦に当たるピックの深さは、ギターの演奏表現やトーン(音色)においても非常に重要な要素です。
逆にコード弾きやカッティングなど複数の弦を弾く際にはどうすればいいでしょう?
勘のいい方はもうお気づきかもしれません。そう、ピックを“長く”持てばいいんです!
ピックのお尻の部分を持つことで、弦に当てるピックの面積が大きくなります。
そうすると、複数の弦を一気に弾きやすくなるので、カッティングやコードストロークなんかには最適です。
プツプツ…と一本ずつ弾くのではなく、ジャッ!っと歯切れの良いサウンドが出せます。
ピックを長く持ってピッキングすると、弦に当てたときにピックがしなります。
そうすると、先ほどの短く持つ場合と比べて、弾いたときに「ピックが弦に押し負ける」という感覚になるかと思います。
実は、この「ピックが弦に押し負ける」感覚が、ピッキングにおける脱力を把握する上でとても大事です。
特にエレキギターの場合は家でアンプを通さずに練習していると、どうしても必要以上に力んで弾いてしまう癖がつきがちです。
ギターのピッキングに必要な力が本来どれほど小さいかが分かれば、弦に引っかかる感覚の解消や無駄な力みによる身体の痛みも抑えられるでしょう。
いかがだったでしょうか。皆さんの弾いてる曲で「ここ上手く弾けないなー」という箇所があったら、ぜひ上記の2つのパターンを試してみてください。
とくに脱力の感覚を身につけるのは、ピッキング攻略の肝となる部分のひとつです。
スポーツの世界でも一流のアスリートで身体にガチガチに力が入ってる人ってほとんどいないですよね。
やはり力を抜くことで身体全体をしなやかに使えるので、ああいった最高のパフォーマンスを発揮できるんだと思います。
また、ずっと力を入れていると体力的に疲れてくるので、長時間弾き続けることが難しくなってきます。
つねにアクセル全開で力いっぱい弾いてる演奏だと、聴いてる側も耳が疲れてしまいますよね。
ですので、力を抜いた状態で弾きながら”ここぞ!”というときにピックをグッと握ってアクセントを加えるようなイメージで演奏すると、リラックスした状態でも表現豊かに演奏できます。
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