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2021.7.20
ギターが本当に上手い人の特徴とは?
上達する3つのステップを解説

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「難しいことをやっているわけじゃないのに、なんかこの人すごく上手い!」「ちゃんと正しい音で弾けているはずなのに、なんだか上手そうに聴こえない…」

こんにちは。WOODギター科の板倉です。
皆さんは、他人や自分の演奏を見て、ギターの上手・下手について考えたことはないでしょうか?

今回は『上手いギター』と『下手なギター』の違いって何だろう?という疑問について、私が思うことを書いていきたいと思います。

非常に抽象的な内容なので「これ!」という明確な答えはないですし、人それぞれによって『上手いギター』の特徴は異なるかと思います。

ですが、私の個人的な『上手いギター』の定義は、『演奏1つ1つすべての所作に意思があるプレイ』だと思っています。

今回はギターが本当に上達するための3つのステップを解説していきます。

『上手いギター』に至るまでのギター上達にはいくつかの段階があると考えています。

1. リズム感を良くする

初心者の方はもちろんですが、ギター経験者の方にとってもリズム感はすごく大事な要素です。

特にある程度ギターが弾けるようになると、演奏の際に「決まった位置に指を置き、右手でピッキングする」というところだけで完結してしまっている経験者が多いように感じます。

もちろん「手や指が思い通りにコントロールできるようになる」ことは、ギターが上手くなるための第一歩です。

しかし、機械のように決まった動きをなぞるだけの演奏では、聴いた人が『おおっ!上手い!』とうなるようなギタープレイには中々聴こえないかと思います。

実は、ギターが下手に聴こえてしまう主な原因として、リズム感の問題があげられることが多いです。

試しに自分の演奏を録音してみると、はじめて聴いた方は「ノリが良くないな…」「リズム感が悪いな…」とびっくりするかもしれません。

最初は落ち込んだり不満に感じるかもしれませんが、これからギターが上手くなるために「自分の演奏を客観的に見つめてみる」のはとても大事なことです。

実際にプロの現場で活躍するギタリストの方でも、メトロノームを使った基礎練習をずっと欠かさずに行ってたりします。
それくらいリズム感を良くすることは、ギター演奏を素晴らしくする上で必須な練習なのです。

ですので、ギターが中々上達しないという方は、これからリズムを意識して練習する習慣をぜひ身につけるとよいかと思います。

ギター練習の際は1音1音の長さをキチッと取れるように意識すると上達が早くなります。

2. 楽曲を理解しながら弾く

リズムを意識して指が思い通りに動くようになってきたら、次は「楽曲を理解しながら弾く」ということを考えてみましょう。

「この楽曲はどんなキーなのか?」「今鳴ってるのはどんなコードなのか?」「このコードの上で自分が弾いている音はどんな役割なのか?」などを理解したうえで演奏できる、これもギターが上手い人に共通する特徴です。

たしかにTAB譜の数字を追っかけても、ギターは弾けてしまいます。
ですが、楽曲全体のキーやコード進行のことが分からないと、曲を覚えるのがすごく大変だったり、演奏中も自分が曲のどの部分を弾いているのか分からなくったりします。
ですので、楽曲を理解しながら弾けるようになるためにも、今よりさらにギターが上手くなりたい方は楽譜を読めるようにすると良いです。

楽譜が読めるようになると、楽譜を見ただけで楽曲への理解を深めやすいです。
TAB譜の数字しか追えない場合によくある「弾く弦を一本間違えた」とか「1フレットずれた状態で弾いてしまった」という演奏ミスは減っていきます。

楽曲全体を理解してギターを弾けるようになれば、極端に楽曲に悪影響を与えるような致命的なミスはなくなっていくはずです。

また、本番のライブ演奏の途中でミスをしてしまっても、「今はこのコードが鳴ってるから、この音を鳴らせばいいや!」と演奏の立て直しが容易に素早くできるようになります。

楽譜の意味を音楽的に理解できれば、自分の演奏を俯瞰する力も身に付くのです。

3. 表現を加える

そして最後に、ギターの弾き方やフレーズのニュアンスなどの「表現」に力をいれることです。

リズムを意識して思い通りに指が動き、楽譜に書かれてる意味を理解して演奏できるようになると、さらに音楽的な「表現」を付けていくことができます。

この「表現」というのは「アーティキュレーション」などとも言います。

たとえばギターという楽器ならではの「表現」として、最もわかりやすいのは「ビブラート」をかけることなどでしょうか。
これもギター経験者にありがちですが、手癖で意味もなく常にフレーズの最後の音にビブラートをかけたりしていませんか?

もちろんビブラート自体は立派な感情表現のひとつです。
ですが、「そこで何を表現するためにビブラートをかけるのか?」や「ピッチの揺れ幅やビブラート周期の長さをどうするか?」など、ビブラートをひとつとっても考えることは沢山あります。

他にもギターの演奏テクニックや表現方法は無数にありますが、ここまで来ればあとは運指やピッキング・鳴らす音・演奏表現に至るまで、一つ一つを細かいところまできちんと意識して練習するのみです。

とにかく「どうしてその音を使うのか?」「そこでどんな演奏表現をするのか?」など、隅々まで意思をもって演奏できることが『上手いギター』を弾ける人の特徴だと私は思います。

たとえカンタンな演奏レベルの曲であっても、1音1音に意思をもって演奏すると、その上手さが聴いてる人たちに伝わります。

上手いギタリストの演奏は、一見さらっと弾いているように見えても、頭の中で常に様々なことを気にしながら必要なものだけをアウトプットしているということなんですね。

4. まとめ

以上3つの『上手いギター』の特徴はいかがでしたでしょうか?

あくまで個人的な見解でしたが、これまで闇雲に練習をしてきて行き詰まっている方には、何かの指標になるかもしれません。

ぜひ、今回ご紹介した内容が皆さんのギター上達の参考になっていただければ幸いです。

ギタースクールウッドでは、リズム感や表現のテクニック習得はもちろん、音楽理論の活用法からアンサンブルに至るまで様々なギターレッスンをご用意しております。

「今よりもっと上手いギターを目指したい」という方は、お気軽に無料体験レッスンにお越しください!

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