「難しいフレーズがいつまで経っても弾けるようにならない…」
「効果的なギター練習のコツを知りたい…」
ギターを練習していくと、どうしてもうまく弾くことができない難しいフレーズにぶつかってしまうことがありますよね。
時間がかかり過ぎて挫折しないためにも、難しいフレーズに対する効果的なギター練習方法を知りたくないですか?
こんにちは。WOODギター科の板倉です。
今回は難しいフレーズの練習方法について、お話ししたいと思います。
たとえば「速くて指が追い付かない」とか「運指が複雑」など、弾きたい曲の中でそういった難しいフレーズが出てきたとき、皆さんはどのように練習していますか?
多くの人が難しいと感じる複雑なフレーズもあれば、それほど難しくなさそうなのになぜかいつもミスしてしまうフレーズなど、人によって苦手な部分は様々です。
そこで今回は難しいと感じるフレーズを弾けるようになるギターの練習方法・コツを解説していきたいと思います。
難しいフレーズの代表的な練習方法として、「ゆっくり自分の弾けるテンポまで落として練習する」というのがあります。
これはなぜ必要なのかというと「正しい運指やピッキングを身体にきちんと覚えさせる」ためです。
実際にいつも弾いているフレーズをテンポを落としてゆっくりギターで弾いてみると、「意外とちゃんと弾けてない」と気づくかもしれません。
どうしても自分の好きな楽曲をコピーするとなると、つい原曲と同じテンポで速く弾きたくなります。
しかし、そこで焦る気持ちはグッと我慢して、まずはゆっくりのテンポでつまづかないで弾く練習に時間をかけていきましょう。
自分の弾けない速度でミスタッチの多い弾き方を繰り返していると、その間違った弾き方を身体が覚えてしまいます。
当然いつまで経っても弾けるようにはなりませんので、難しいフレーズを練習する際は注意して弾くようにしてください。
焦らずゆっくりと時間をかけて、無意識に弾いても正しい運指やピッキングになるまで練習することが肝心です。
しかし中には「短期間で弾けるようになりたい」「1ヶ月後のライブ本番に間に合わせたい」という方もいらっしゃると思います。
そんなときに私がよくやるのは「速いテンポに耳や身体を慣れさせる」という練習方法です。
具体的には「目標のテンポが原曲通りなら1.1倍速」「とりあえずBPM=100くらいが目標のときはBPM=110」というように、実際に弾きたい速度よりもあえて少し速めて聴いたり弾いてみます。
そしてその後、元のテンポに落としてみると…さっきよりもゆっくりのテンポに聴こえてきませんか?
こうすると1音1音がよく聴き取れるようになり、難しいフレーズでもより細かいところまで意識できるようになります。
もちろんこれは、弾きたいフレーズの譜面・運指やピッキングは既に覚えた前提での練習方法です。
ゆっくりなテンポから上げていくギター練習方法とは逆の順番になりますね。
これは私が高校生の頃、英語の先生にリスニング能力の鍛え方として教わった勉強法を応用したものです。
「英文が聞き取れないときは倍速再生して何回か聞いた後に元の速さに戻すと、さっきより聞き取れるようになっている」という効果を活用したオリジナルの練習法となっております。
英文にしてもギター演奏にしても、必要なのは「余裕」です。
ギターを上手く演奏するには、「聴こえた音を処理し、次に聴こえるであろうものを予想する」というプロセスが必要です。
「正しい運指やピッキングを守りながら、次に弾く音の準備をする」という余裕が身につくと、リラックスした状態でギターを弾きこなすことが可能になるのです。
もちろん余裕を持って演奏するには、"今"聴こえた音に対してだけ必死に追いついてギターを弾いてる段階ではとても無理があります。
ゆっくりなテンポから練習するのはもちろん大事なことです。
ですが、その「ゆっくり」な状態に対して常に100%の力を使ってしまっていると、いざテンポを上げたときに追いつくだけで精一杯なガチガチな演奏になりがちです。
今回ご紹介した難しいフレーズへの対処法は、その「余裕」を感じるための練習方法といえるかもしれません。
あえて追いつくだけで精一杯の状態からスタートし、その後テンポを下げることで耳や演奏に余裕が生まれます。
もちろん間違ったギターの弾き方を身体が覚えてしまわないよう、なるべく速いテンポで弾く練習時間は短くした方が良いです。
その上で「目標とするテンポで弾くためにはどのくらいの余裕が必要なのか?」を知ることもとても重要です。
「難しいフレーズをギターで弾けるようになるコツ」はいかがでしたでしょうか?
もちろんまずはゆっくり無理のないテンポで、時間をかけて練習することが第一です。
あくまで今回ご紹介したギター練習法はある意味邪道といいますか…(笑)
ギター練習の裏ワザのようなものですので、気になったら試してみるくらいの気持ちでかまいません。
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皆さんがギターで難しいフレーズに挑戦する際の参考になれば幸いです!
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