「弾き語りに憧れてアコギを弾き始めたが、指が痛くて挫折しそう…」
「ギター弾く人は、みんなずっと指の痛みに耐えなきゃいけないの…?」
ギター初心者にとって、弦を押さえるときの指の痛みは最初に立ちはだかる障壁だと思います。
そんなとき、少しでもギターが長く練習できるよう、痛みを克服できるコツがあるとしたら知りたくありませんか?
こんにちは、WOODギター科の池田です。
今日はギター初心者の悩みでよくある“指の痛みに負けない3つのヒント”をお話ししていきます。
ある程度ギターを弾いていくと、指先の皮が厚くなって痛みを感じなくなります。
ですが、ギター初心者の方は練習をはじめて1ヶ月くらいは指の痛みと戦う日々を送ることになります(笑)
そんなときに知っておくと便利な指の痛みに挫折しないギター練習のコツを早速見ていきましょう!
ギターをはじめたばかりの頃は上手く音が鳴らせないため、ついつい弦を強く押さえがちです。
ですが、指が痛くなってしまう主な原因は、「弦を押さえる際に必要以上に力んでしまう」であることが多いです。
これはエレキよりも弦が固いアコギを弾き始めた方に顕著なんですが、ギター初心者の方は「鳴らすためにしっかり押さえなきゃ!」というので指先が力んでしまうことがよくあります。
実は弦を鳴らす際に重要なのは、力を入れることよりも“押さえる位置”のほうなんです。
ギター初心者の方は、フレットとフレットのど真ん中で弦を押さえることが多いのですが、これを鳴らしたいフレットのすぐそばの箇所を指で押さえるように一度試してみてください。
すると指で押さえる位置と鳴らしたいフレットの距離がグッと近くなるため、軽い力で押さえても弦がフレットに乗っかってくれます。
フレット間で軽く押さえてもしっかり弦が鳴る位置を、ぜひご自身で探してみてください。
私もギター初心者の頃は指先にセロハンテープを貼ったりして、指の痛みをごまかして練習できる工夫をしてました(笑)
もし、しばらく指の痛みが治まらないようでしたら、ギターに貼られている弦の太さを変えてみるのも有効です。
弦の太さ(ゲージ)は、1弦~6弦にかけてエレキの場合は0.010~0.046インチ、アコギの場合は0.012~0.053インチが標準的だと言われています。買ったばかりのギターには通常このゲージの弦が張られていることが多いです。
この太さの弦は、ギター初心者だと「ちょっと押さえるの痛いなー」と思う方も多いです。
ですので、指への負荷を少なくしたい方には、上記よりもひと回り細いゲージの弦に変えてしまうのもひとつの手です。
エレキなら0.009~0.042インチ、アコギなら0.010~0.047インチの弦が細いゲージに該当します。
市販のギター弦では「スーパーライトゲージ」や「エクストラライトゲージ」という名前で売られてることが多いので、興味のある方は試してみてください。
ちなみに私は昔、黒人ギタリストのワイルドでマッチョな演奏に憧れて、太さ0.012~0.053インチの極太弦をエレキギターに張って練習していたら、チョーキング(弦を押し上げるテクニック)をした瞬間に指が「ミシッ」っときてしまい、すぐ標準の弦に戻しました(笑)
何事も無理は禁物ですね(笑)
さらに、ギターを始めたばかりの頃は、指に負荷かかかる練習を一気にやる必要はないと私は思います。
むしろそういったハードな練習(笑)は、毎日少しずつ積み重ねていくのがおすすめです。
例えばFなどのバレーコードを鳴らすには、人差し指を伸ばして6本の弦を同時に押さえなければなりません。
また、エレキギターのソロに欠かせないチョーキングも、押さえた弦をそのままずり上げる動作が必要です
こういったテクニックはギター初心者の方にとって最初は指にすごく負荷がかかってしまいます。
ですので、指に負荷がかかるテクニックの練習は、練習時間の最後5分だけに行うなどして練習メニューを工夫するといいでしょう。
そうすると毎日コツコツと繰り返せるので、自然と弾けるようになる確率が高まります。
これはギターに限らず練習全般に言えることなんですが、週に一回1時間やるよりも一回5~10分で毎日継続したほうが動きを身体に覚えこませやすいです。
最終的に指先の皮が厚くなれば指の痛みも感じにくくなるので、練習時間を長くすることも可能になってきます。
弾き始めて最初の1ヶ月間の痛みを乗り切るための工夫として、ぜひ取り入れてみてください。
ギター初心者必見『指の痛みに負けない3つのコツ』はいかがでしたでしょうか?
「早く上達したい!」と長時間練習してしまう方は、ぜひご自身のギター練習の工夫に取り入れてみてください。
ぜひ、今回ご紹介した内容がギター初心者の方の上達に役立っていただければ幸いです。
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